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芥川賞と直木賞の同時(ダブル)入賞はあり得る?違いと入賞歴を徹底リサーチ

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今年も芥川賞・直木賞の受賞会見が行われていました。

2021年では芥川賞を宇佐美りんさんが直木賞を西條奈加さんが受賞されました。

文学の世界に詳しくなくてもこの2つの賞はスゴイものだということは知っています。

なので、毎回気になるのですが

「スゴイ小説を書く人なので同じ作家が2つの賞を同時に獲得する」とか

「今年もこの作家が入賞しました!!」って話を聞いたことありますか??

僕は今までにそういう話を聞いたことがなかったので調べてみました。

 

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芥川賞と直木賞の同時(ダブル入賞)はあり得るの?

yahoo知恵袋やほかのネットで調べてみても

芥川賞と直木賞の同じ作家さんの同時入賞はほぼありえないことがわかりました。

というのも、

「この作品がいい」とか「この作品では芥川賞にふさわしくない」といった

作品自体の良しあしや内容とは関係ない部分が理由でした。

よく聞くW受賞というのは同じ作家が受賞したのではなく、同じ出版社から発行された作品が受賞したということでした。

そもそも芥川賞や直木賞といった誰でも知っているような素晴らしい賞を

もらえる候補に挙がった作品なのでダメな作品はないはずです。

そこは2つの賞の選考基準と考え方によるものが関係していました。

 

芥川賞と直木賞はどんな賞なの?

そもそも芥川賞と直木賞にはどのような違いがあるのでしょうか??

僕もそうですがスゴイ賞だという認識ぐらいしか持っていませんので

ここで詳しく調べてみました。

芥川賞とは?

1935年に芥川龍之介を記念して創設された文学賞。正称は芥川龍之介賞。文藝春秋を主宰していた菊池寛の発意で,直木賞とともに設けられ,今日にいたる。応募方式ではなく,新聞,雑誌(同人雑誌を含む) に発表されたおもに無名または新進作家の純文学短編作品を対象とする。授賞は年 2回

コトバンクより引用

直木賞とは?

1935年に直木三十五を記念して創設された文学賞。正称は直木三十五賞。文藝春秋を主宰していた菊池寛の発意で,芥川賞とともに設けられ,今日にいたる。新聞,雑誌(同人雑誌を含む),または単行本として発表された無名・新進・中堅作家の短編および長編の大衆文学作品を対象とする。授賞は年 2回。

コトバンクより引用

芥川賞と直木賞の違い

2つの賞の特徴として挙げられていた

芥川賞⇒純文学、短編が対象

純文学とは芸術性や形式といった、主に美しい文章で構成された作品のこと

直木賞⇒大衆文学、中・長編が対象

大衆文学とは娯楽性に優れた、みんなが読んで楽しいとか爽快感があるようなエンターテインメントに富んだ作品のこと

 

以上の違いが見えたことで、そもそも選定基準のジャンルが違うので2つの賞を同時に獲得することができないのもWノミネートが極めて稀なケースなのもうなずけますね。

芥川賞と直木賞はどっちが格上なの?

いつも同じ時期に発表される芥川賞と直木賞ですが

実際のところどっちがスゴイ賞なのか気になりますよね。

しかし、この問題は先ほどの違いの部分からもわかるように

選考対象となるジャンルが違うためどちらが格上とかはありません。

どちらも素晴らしい作品となっています。

例えば、水泳選手で考えるとオリンピックの金メダルを獲った

自由形と平泳ぎの選手はどちらがスゴイとかはあまり考えないですよね。

金メダルを獲ったということ自体が素晴らしい選手であるといえます。

このことと同じようにとらえるといいと思います。

芥川賞と直木賞の選考基準

2つの賞の選考基準にはどのようなものがあるか調べてみました。

選考基準①ジャンル

ジャンルは先ほども記載した通りです。

芥川賞が純文学(芸術や形式)に優れた作品。代表作家は夏目漱石や太宰治など。

国語の教科書に載っていそうな難しい感じがします。

 

それに対して直木賞は大衆文学(エンターテインメント)に優れた作品となります。

こちらは、ドラマや映画の原作になるような色んな人に楽しいとかスカっとするような作品が対象になります。

選考基準②選考対象の形式

こちらも先ほどの違いのときにも出てきましたが、ちょっとわかりにくい表現でした。

芥川賞・直木賞ともに持ち込み原稿のような公募ではエントリーできません。

どちらもすでに作品として読まれる作品が対象になっています。

芥川賞の場合は文芸雑誌に掲載されている作品が対象になるのに対し

直木賞はハードカバーの単行本として発行されている作品が対象になるようです。

雑誌からハードカバーへの発行までには結構時間がかかることも考えると

同時に入賞することが難しいのもわかる気がします。

選考基準③原稿量

先ほどの違いの部分でも説明がありましたが芥川賞と直木賞には

原稿の量によっても選考対象に違いがあります。

芥川賞では短編作品が対象になると説明されていました。

短編作品は明確な規定はありませんがだいたい原稿用紙100枚から200枚程度の量となります。

 

それに対して直木賞では長編も選考の対象に入るようになっています。

作品の長短によって良い悪いの判断はできないと思われますが、これは出版社側の制作意図があるように言われています。

純文学のような難しい作品が長編になると、読み手のほうが遠慮してしまうと考えたのかもしれません。

選考基準④作家の年齢

芥川賞と直木賞には年齢による違いも見られました。

芥川賞では新人作家が対象となり直木賞では新人~中堅までが対象と先の説明文にもありました。

ただ、いまでは直木賞は中堅の作家が多く選出されている傾向にあるようです。

個人的には新人作家が埋もれているというよりは、他の選考基準の単行本として発行されているの部分がネックになっているように感じます。

 

新人のときから単行本で発行してもらえる機会なんてよほどの作品が出ていないと難しそうだと思います。

 

芥川賞と直木賞の考え方によるW入賞がない理由

芥川賞と直木賞は文藝春秋社の創設者である菊池寛という人物がつくりました。

そもそもこの賞は優れた新人をたたえる賞を与えることで、名も売れていない作家や作品を世に広めることも目的のひとつです。

なので、同じ作家が何回も受賞したり、同時に受賞することは目的から外れることにもなります。

ということで、芥川賞の受賞が決まると直木賞のノミネートから意図的に外すということが行われているようです。

芥川賞と直木賞の入賞歴

過去5回の芥川賞受賞作品の一覧になります。

回(年数) 作家 タイトル
163回(2020年上半期) 高山羽根子

遠野遥

首里の馬

破局

162回(2019年下半期) 古川真人 背高泡立草
161回(2019年上半期) 今村夏子 むらさきのスカートの女
160回(2018年下半期) 上田岳弘

町屋 良平

ニムロッド

1R1分34秒

159回(2018年上半期) 高橋弘希 送り火

過去5回の直木賞の受賞作品の一覧になります。

回(年数) 作家 タイトル
163回(2020年上半期) 馳星周 少年と犬
162回(2019年下半期) 川越宗一 熱源
161回(2019年上半期) 大島真寿美 渦 妹背山婦女庭訓魂結び
160回(2018年下半期) 真藤順丈 宝島
159回(2018年上半期) 島本理生 ファーストラヴ

ごらんのとおり、受賞作が一回につき1作品とは限らないようです。

同じ作家がエントリーされたり、両方の賞を獲ることはありませんがひとつの賞を二人が受賞することはあり得ることがわかりました。

まとめ

今回のリサーチで芥川賞と直木賞の同時入賞はあり得ないことはわかりました。

大きな理由としては2つ、①選考基準の違いから②片方の受賞が決まるともう片方の選考から意図的に外されるから、となっています。

選考基準の違いについては下にまとめてみました

芥川賞 直木賞
ジャンル 純文学 大衆文学
ジャンルの特徴 芸術性や表現力 娯楽性やストーリー
発行形式 雑誌 単行本
原稿量 短編 短編~長編
対象年齢 若手 若手~中堅

 

ただし、同じときに違う複数の作家が受賞することはあり得ます。

また同じ出版社から芥川賞と直木賞の受賞を獲得することはあります。

あくまでも同じ作家から芥川賞と直木賞の同時入賞がないということです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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